フィリピン

面積 約29.8万平方キロメートル(日本の約0.8倍)
人口 約1億903万人
首都 マニラ
民族 マレー系大多数、その他中国系、スペイン系、少民族
公用語 タガログ語及び英語
宗教 カトリック、その他キリスト教、イスラム教
日本総在留者数 約322,000人(令和5年度時点)
実習生在留数 約35,932人 全体の約8.9%(令和5年度時点)
特定技能在留数 約21,367人 全体の約10.2%(令和5年度時点)
認定送り出し機関数 252
主な技能実習送り出し職種 建設29%、食品製造11%、機械・金属11%
主な特定技能送り出し職種 造船・舶用工業19%、製造業18%、介護16%
平均収入 月額280ドル(約40,000円)
日本までの距離(成田まで) マニラ:約4時間50分
フィリピンの特徴
フィリピンは7,600以上の島々からなる島嶼国家であり、日本からのフライトが一番短いASEAN国家でも知られている。アメリカ、スペイン統治時代の影響が深く現存しているため、多くのフィリピン人はカトリック信者であり英語を話すことができる。また各地で開催される色とりどりのお祭りやバンブーダンスなど伝統的な踊り、そして非常にフレンドリーな人々が暖かいおもてなしを提供することで訪れる人々を歓迎する文化にある。また高い英語力と政府の手厚いサポートによって、国民の10人に1人が出稼ぎ労働者として海外に在住しており、経済面において海外送金が重要な収入源となっている。
フィリピン技能実習生の特徴
フィリピンの技能実習生は英語が堪能でコミュニケーションが容易であり、言語を学ぶスピードも早い。90%以上の国民がキリスト教徒であることからホスピタリティ精神にあふれた国民性であるが、フィリピンタイムという言葉があるほど時間に自由であるため日本企業に従事した際、時間厳守であることを教育する必要がある。他国への出稼ぎ経験者がステップアップとして日本行きを選択するケースもあり、主に建設、介護、造船関係(溶接、配線など)の経験者が多い。
フィリピン送出機関の特徴
数々の島があるフィリピンの中で、送り出し機関や日本語学校の所在地として多いのがマニラがあるルソン島、セブ島、ミンダナオ島などが挙げられる。フィリピンは政府が全面的に海外への人材送り出しの支援並びに取り締まりを強化していることから、MWO(フィリピン移住労働者事務所、旧POLO)、大使館など申請書類の種類が他国より多く、平均してオーダーから入社までのスパンは長くなる傾向がある。他にも入国後講習手当の額が8万5千円以上と事細かく決まっているなどの制限が強く、出国前の借金が少なく失踪率が低いことが結果として出ている一方で、変化の多いフィリピン側の行政の動きや各管轄への書類対応に対して柔軟性のあり、情報収集力に長けた送り出し機関を見極める必要がある。

対応職種

技能実習

特定技能

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