ベトナム/40代で失業することの恥ずかしさ
2024.05.06
2024年5月6日|06時07分 GMT+7
44歳の友人が、この歳になっても仕事を見つけるのに苦労していることを恥じていると話してくれた。
何カ月も探しているうちに、彼はこう打ち明けた: 「この歳で履歴書を送って求人に応募するのは、失敗したような気分になる」。彼によると、失業して企業からの返事を待つのはストレスがたまり、疲れるのだという。応募した企業からの電話やメールを見逃すかもしれないという不安から、彼はいつも携帯電話を手の届くところに置いておかなければならない。
面接の際、自分よりずっと年下の採用担当者が履歴書を読み、雇用形態や能力を執拗に質問してきたとき、とても恥ずかしく感じたと彼は語る。
一方、私の昔の同僚の一人は、やはり40代だが、その才能を買われ、今でも大企業から引っ張りだこだ。
「私が会社を辞めれば、すぐに別の会社が私を雇ってくれる」と彼は言った。
私はまだ40歳ではないが、31歳のときに同じような境遇を経験しているので、無職の情けない気持ちはなんとなくわかる。
8ヶ月の間、何もすることがなかったので、毎日が終わりのない旅のように感じられた。毎日遅く起きて朝食を抜き、喫茶店で求人情報を見て履歴書を送り、返事を待った。毎日家にいる私を見て、大家は家賃が払えないのではないかと心配して、なぜ働かないのかと聞いてきた。幸い、その後コネで安定した仕事を見つけることができた。
しかし、今でも不思議に思う。競争の激しい今日の就職市場で、40代で無職になり、新卒のように履歴書を送らなければならないことは、恥ずかしいことなのだろうか?
[Evnexpress 2024/05/06]