フィリピン経済は2025~2026年に6%以上成長すると予想
マニラ – フィリピン経済は力強い成長に向かっており、財務省(DOF)のラルフ・レクト長官と国際通貨基金(IMF)は2025年と2026年に成長が加速すると予測している。
レクト氏は、2024年第4四半期の同国の経済実績が第3四半期の5.2%成長を上回り、通年の成長率が6%近く、あるいはそれ以上になると楽観的な見方を示した。
「第4四半期の成長は第3四半期よりも速くなると思う」第3四半期は5.2パーセントでした。「第3四半期より確実に早くなると思う」とレクト氏は最近の会見で記者団に語った。
レクト氏は、第4四半期に経済成長が6%に達する可能性もあると述べた。
「第4四半期に6%に到達すれば満足だ」と彼は語った。
フィリピン経済は2024年第3四半期に5.2%成長し、年初からの国内総生産(GDP)の拡大率は5.8%となった。
フィリピン統計局は1月30日に2024年第4四半期および通年の公式経済成長データを発表する予定。
レクトは、2025年には国内消費と投資の好調が主な原動力となり、経済が6%以上拡大すると確信している。
IMFは、2025年から2026年にかけては、消費と投資といった国内需要が経済成長を牽引するだろうと述べた。
IMFは最近発表した世界経済見通しで、2025年の経済成長率予測を6.1%、2026年の経済成長率予測を6.3%に据え置いた。
IMFの広報担当者は電子メールで「消費の伸びは食品価格の低下と金融政策の段階的な緩和によって支えられるだろう」と述べた。
IMFの広報担当者は持続的な公共投資の推進、借入コストの段階的な低下、最近の法改正に伴う官民連携プロジェクトやFDI(外国直接投資)の実施の加速により、投資の伸びも上向くと予想されると述べた。
一方、IMFは総合インフレ率が2025年に2.8%、2026年に3%に落ち着くと予測しており、いずれも政府の目標である2~4%の範囲内に十分収まるとしている。(PNA)
PNA 2025/01/22