WEBサイト開設の背景

当サイト「送出機関紹介サイト(SendingNavi)」は、送り出し国と日本の間で技能実習制度がより本来の趣旨に沿った成果を上げられることを願って、2019年5月に開設されました。運営は 株式会社キャムテック(キャムコムグループ)が行っています。

このサイトを開設するにあたってまず念頭に置いたことは、これまで表に出てこなかった『送出機関の努力や工夫』をきちんと伝えようという思いでした。 国内企業には、これまで監理団体に関する情報は比較的多く入っておりましたが、その先の送出機関の情報はなかなか入ってきませんでした。これでは送出機関と国内の企業や監理団体がより公平でクリーンに協力体制を取ることがむずかしい。互いの情報が深く知られ理解されることで、両国の国際協力はより意義のあるものになると考え、このサイトの運営を始めました。

弊社の属するキャムコムグループは、国内の現場に密着したナンバーワン人材グループとして、企業の人事労務管理と生産性向上をサポートしてきました。弊社 株式会社キャムテックは特に社員評価や教育プログラム、管理サポート業務を通して日本の現場で働く多くの人材を支援してきました。 キャムコムグループは約30年前に長野県で人材派遣業を中心にスタートしました。 創業当初より、積極的にICTを導入することで中間コストを大幅に削減し、その分をスタッフさんの待遇に還元するなど利便よく使っていただけるサービスを展開し、全国的にシェアの拡大と売り上げ増加を実現してまいりました。 また、求職者を効率的に吸引することに関しては、紙媒体が主流の時代から社内に専属部門を配置して採用ブランディングの確立と効率化に注力してまいりました。現在のデジタルマーケティングにおいても、他社に先立ち積極的にテクノロジーを活用し、ナショナルブランドの大手顧客からも高い信頼と評価をいただくまでに成長してまいりました。

現今、日本国内の外国人技能実習生は年間30万人という規模に拡大し、様々な課題が顕在化しています。企業様にとって技能実習生は国際交流のための機会であると同時に、貴重な戦力であるという事実もあります。そして、どちらの側面から考えた時も、慣れない日本で活動する技能実習生に対し、円滑に実習と生活を行えるよう母国語で細かくサポートすることは極めて重要です。 多くの技能実習生は、真面目に業務に取り組み、企業様に対しても大きな貢献をしております。 ところが、彼らの日本語レベルについては、学習期間が約半年間で来日するため、正直に言って円滑なコミュニケーションを取るには不十分です。 受入企業の中に、ベトナム語を始めとした外国語ができる社員がいるケースはまれであり、彼らのサポートは、監理団体(組合)のフォロー体制に左右されることになります。 その監理団体は、国内に1,000団体ほど存在し、規模も大小様々。実習生のサポートを企業様が求めるレベルまで十分に行うことが難しいケースも顕在化してまいりました。 弊社はこれまで国内の様々な職場で就業サポートや生産性向上の支援を行っており、技能実習生のライフサポートについて日本人従事者と同様に対応して欲しいというご要望を多くいただくようになりました。 そこで、技能実習生向けライフサポートサービスを2019年1月より開始しております。主要拠点において日本語レベル最高のN1取得外国人を配置し対面でのサポートを行うほか、24時間365日対応可能な外国語コールセンターから遠隔でのサポート体制を構築し、日本で活動する技能実習生や特定技能者、技人国人材を支援しております。

また、これまで国内のみで行っていたグループ内のバックオフィス業務をオフショア化することを目的としてベトナム・ハノイに現地法人『ベトナムキャムコム』を2019年12月に設立致しました。これはコスト効果を狙ったものであると同時に、技能実習生経験者がベトナムに帰国したのちの雇用の受皿としての機能も持つものです。 この現地法人では、現地送出機関への取材員も採用し、直接・頻繁に各送出機関の情報を収集する仕組みを構築しています。

今後、インドネシア・ジャカルタにも現地法人を設立予定です。

弊社は今後も、コンテンツの強化改善を進め、日本とアジア諸国のさらなる繁栄に向けて尽力してまいります。

株式会社キャムテック グローバル事業部 三石晃史