インド

面積 約328.7万平方キロメートル(日本の約8.8倍)
人口 約14億人
首都 ニューデリー
民族 インド・アーリヤ族、ドラビダ族、モンゴロイド族等
公用語 主にヒンディー語(憲法で公認されている州の言語21言語)
宗教 主にヒンドゥー教、他イスラム教、キリスト教など
日本総在留者数 約51,000人(令和6年度時点)
実習生在留数 約884人、全体の1.7%(令和6年度時点)
特定技能在留数 約319人、全体の約0.6%(令和6年度時点)
認定送り出し機関数 23
主な技能実習送り出し職種 機械金属25%、建設7%、繊維衣服1%
主な特定技能送り出し職種 介護、自動車整備、宿泊
平均収入 月額308ドル(約44,000円)
日本までの距離(成田まで) ニューデリー:約8時間
インドの特徴
国の総人口は世界一と極めて大きいとともに、若年層(15歳から20代)の失業率が15%以上ということから、海外への労働需要が高くなってきています。法的にはカースト制度は廃止されていますが今なお強く影響が残り続けていることが社会問題の一つでもあります。このような社会構造の中で女性差別も以前までは根強くありましたが、近年では「積極的差別是正措置」を導入し就職において優遇を得られるなど改善されつつあります。経済面ではインドは急速に成長するIT産業とスタートアップ文化を持つ国として現在注目されています。特に都市部ではバンガロールやハイデラバードを中心に多くのテクノロジー企業が集まり、「インドのシリコンバレー」とも呼ばれています。
インド技能実習生の特徴
多言語国家であることもあり言語習得能力がたかく、英語を話せる候補者も多いことが特徴です。また時間に柔軟性を持つことを重視されているためインディアン・スタンダード・タイムという言葉があるほど時間に対してルーズな傾向があることが特徴の一つです。時間に関して一定の理解は必要となりますが、階級社会であるインドでは上下関係を明確にし時間や納期に正確性を求めるようコミュニケーションを取ることが重要とも言えます。インドではハングリー精神が強く向上心が高いため日本語学習において比較的上達が早く、仕事に対しても真面目に取り組むことが特徴です。
インド送出機関の特徴
他国に比べ職業訓練校としての役割が強いため、様々な職種でより実践的な訓練を実施していることが特徴です。日系企業がインドに約5000拠点あることなど、将来日系企業で働きたいというニーズも多く、日本向け教育や企業研修の実績が高い送り出し機関もあります。また介護での送り出しに強く、特定技能在住者の90%以上が介護での送り出しとなっています。
送り出しフロー

技能実習生:
一般的な技能実習生の申請フローになります。
面接→認定計画をOTITに提出→出入国在留管理局に在留資格申請を提出→現地で査証申請→入国

特定技能:
制度上送り出し機関の利用は任意とされています。
受け入れ企業は送り出し機関と特定技能送り出しに関わる契約を締結するほか、送り出し機関を通さず直接インド国内から特定技能として雇用する方法どちらかを選ぶことができます。
またインド送り出し機関では政府送り出し機関(NSDCI)と民間送り出し機関の2パターンがあります。
インドから新たに受けいれる場合、受入機関は申請人と雇用契約の締結後、地方出入国在留管理局へ在留資格認定証明書交付申請を行います。在留資格認定証明書交付後、受入機関は申請人へ証明書を送付します。申請人は在インド日本大使館へ査証申請を行い発給後日本への出国が可能となります。

対応職種

技能実習

特定技能

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