『ベトナムのZ世代はワークライフバランスを重視:調査』

ベトナム
ベトナムのZ世代の72%がより良いワークライフバランスを望んでいる一方、学生世代は給与に関して高い期待を持っていることが、労働者と学生を対象とした調査で明らかになった。 ホーチミン市を拠点とする人材紹介会社Anphabeが火曜日に発表した、2023年後半の全国の労働者65,900人と学生9,600人を対象とした調査によると、Z世代(1997年から2012年の間に生まれた人々)のキャリア目標は、ベトナムの社会人の一般的な傾向を踏襲していることが明らかになった。

調査対象者の56%が、安定した仕事とともに、快適な生活を送るのに十分な収入と十分な貯蓄を望んでいる。

しかし、Z世代は以前の世代よりもキャリアにおける成長と昇進をより明確に重視している。

労働者はワークライフバランスにより高い期待を寄せている。彼らは価値を創造し、仕事に貢献し、リーダーや専門家になることを望んでいる。

Z世代の学生は、トレーニングを受け、成長のためのプラットフォームを与えられ、ネットワークを広げ、新しい経験を楽しみたいと考えている。

給与と福利厚生は、Z世代の労働者が最も重要種するものであり、その職場で働くかどうかの大きな要因である。

調査対象者の73%は、ハッピーでアクティブな環境で働きたいと考えており、72%はワークライフバランスを必要とし、71%は友達になれる同僚を求めている。

2023年に経済が激動したことを受け、Z世代は安定した仕事と安全な職場環境、充実した福利厚生、優れたビジョンを持つリーダー、従業員の健康管理を重要視している。

Z世代は給与に大きな期待を寄せているが、同時に仕事に対する「コミットメント・タイムの少なさ」も望んでいる。

彼らが最初の仕事に期待する給与は、2019年の810万ドン(328ドル)から2023年には920万ドンに増加した。

Z世代は、Y世代(1981-1996年)が3.2年、X世代(1965-1980年)が4.3年であるのに対して、わずか2.2年しか会社に留まりたいと考えていない。

Z世代は、飲食、ホスピタリティ、金融、小売、商業などの職種を好む傾向が強くなっており、その伸び率は平均9~14%である。広告、コミュニケーション、eコマースといった分野への嗜好は9%で減少している。 ワークライフバランスは、2024年の労働力にとってトレンドの欲求となっている。

ナビゴス社が2023年第3四半期に実施した給与と労働市場に関する報告書によると、ワークライフバランスは、労働者が離職するか留職するかを決定する主な要因の一つであることが明らかになった。これは、人々が精神的、感情的な健康をより気にかけるようになっていることを示している。

調査では、企業は給与・福利厚生政策、明確なキャリアラダー、頻繁な業績評価によって労働者を引き留めるべきだと述べている。 また、労働者のメンタルヘルスに注意を払い、柔軟な労働時間やリモートワークを適用し、従業員と管理職の絆を深める活動を組織すべきであるとしている。
[VNE 2024/03/18]