テト休暇を前にして、消費者は支出を削減

ベトナム
年末年始に向けて、経済的な課題が続いた1年を経て、消費者は慎重なスタートを切っている。
ベトナムのホリデーシーズンが近づいており、企業は対処に苦心しているものの、消費者は慎重だ。

ハノイでマーケティング担当として働くThanh Huyenさんは、不動産ブローカーが従来の年とは異なり、
ボーナスや13ヵ月給与がないと発表したため、今年の新年(Tet)には新しい服を買ったり、
ヘアスタイルを変えたりする予定ないとのこと。

「Tetの前の割引セールを待ってeコマースでの購入を計画しています。
今は支出を削減することが重要です。」

ハノイで苦戦している小規模な旅行会社のオーナーであるSonさんは、
今年は資金不足のために会社を桃の木で飾る予定はないとのこと。

「祝日の贈り物にかかる支出も削減します。」

11月に人気のあるウェブブラウザCoc Cocがインターネットユーザーを対象に行った調査によれば、
46%と43%が外出エンターテインメントと外食に来年12か月間において支出を減らすと回答。

市場調査会社Kantar Vietnamの別の調査によれば、28%の家庭が昨年、財政的な問題に直面し、
この数値はCovid後の時期から7%悪化している。

ハノイ郊外の花卉栽培者のThuanさんは今年の生産を削減し、通常の6か所ではなく、
農場の2か所にしか植え付けないようにした。需要の減少を予想してのこと。

ベトナム人は通常、2月初旬にあたるTet(テト)の前に花を購入する。

「今年は小さな利益を期待しています。」

花が広く栽培されているカンホア省では、人気のある花の生産量が11%減少し、4万鉢になった。

調査会社Vietnam Reportによれば、飲食業界では2022年以降、全企業の3分の1が収益の減少を経験し、
また約42%も利益が減少したとのこと。

企業は生き残るためにできる限りの最善を尽くしている。

ハノイ市・ハドン地区にある西洋料理のレストランのオーナーは先週、以前の半分の家賃で
新しくてより小さな場所に移った。

MM Market、Saigon Co.op、Aeon、Shopee、Lazadaなどの小売業者や電子商取引プラットフォームも、
顧客を引き寄せるために大幅な割引セールを実施している。

[VN express 2024/01/16]