IT職は35歳を過ぎる失職することが多い

ベトナム
ベトナムのIT教育は、深さよりも広さに重点を置く傾向があるため、35歳を過ぎてもこの分野にとどまることができる人、
あるいはそれを選ぶ人はほとんどいない。

最近、ある読者のアカウントで興味深い見解を目にした。その人によると、ITエンジニアは月に何千ドルも稼ぎ、
高価な家や車を買うことができる。
しかし、35歳を過ぎるとITの仕事は衰退するというこの主張は不正確だと私は思う。

IT分野の本質は継続的な学習にある。学習へのコミットメントがあれば、定年後もこの業界で活躍することができる。
ここで重要なのは、学習の質と深さである。

私は個人的に、大学で学んだ基礎知識の重要性を証明できる。線形代数学と統計学と確率論の基礎がしっかりしているおかげで、
私にとって機械学習と人工知能の学習は比較的簡単である。

しかし、ベトナムのIT教育は深さよりも広さに重点を置く傾向があるため、理論的な教育と実践的なスキルの間には大きな隔たりがある。
それゆえ、私は10年の経験を持つ候補者の何人かと面談したことがあるが、基本的なIT知識が欠けていた。
同様に、多数のプログラミング言語やツールに精通した印象的な履歴書を誇る人も多い。
しかし、根本的な原理を理解することに関しては、彼らは不足している。
このギャップは、最新の知識やトレンドに常に対応する上で課題となる。これは特に、アウトソーシング企業で働く人に当てはまる。
多くの場合、プロジェクトに必要な知識やスキルを素早く把握しなければならないが、主題を深く掘り下げることなく先に進むだけである。
これがベトナムにITスペシャリストが少ない理由だ。

私は35歳を過ぎてから長年この業界に身を置き、アメリカに定住しながらITのキャリアを追求してきた。
現在、ハイテク企業はレイオフの波に直面しているが、私はうまくやっている。

では、ITの仕事は35歳を過ぎると本当に魅力がなくなると思いますか?

K.Nguyen(読者)

[VN Express 2024/04/16]