2024年第1四半期、約36,000人のベトナム人労働者が海外へ

ベトナム
ベトナムの2024年の目標は、高所得で安定した海外市場を中心に12万5000人のベトナム人労働者を派遣することである。
労働傷病兵社会省の発表によると、2024年の最初の3ヶ月で海外に出たベトナム人労働者の数はほぼ36,000人に達し、そのうち11,000人以上が女性であった。

ベトナム労働傷病兵社会省・海外労働局によると、3月に海外へ派遣されたベトナム人労働者の総数は12,738人であった。その内、最も多かった出稼ぎ先は日本(23,364人)、台湾(中国)(9,781人)、韓国(707人)、中国(398人)、シンガポール(270人)、ルーマニア(219人)、タイ(190人)、マカオ(中国-169人)、サウジアラビア(147人)、ハンガリー(108人)、その他の市場であった。
今年の目標は、125,000人のベトナム人労働者を海外に派遣することで、日本へ約63,000人、台湾(中国)へ48,000人、韓国8,500人など、高所得で安定した市場に焦点を当てている。
2024年、労働傷病兵社会省は海外向けのベトナム人労働者の質の向上を重要な目標として掲げている。現在の市場に加え、同省はベトナム人労働者の資格や技能に見合う高所得市場をさらに求めていく。
これを達成するため、同省は情報発信の強化、ガイダンスの提供、企業への研修機会の提供に注力する。この積極的なアプローチは、労働力の供給源が十分に準備され、労働者が出発前に必要な専門的スキルや語学力を身に付けていることを保証することを目的としている。
さらに、同省は海外に出るベトナム人労働者を積極的に監視し、情報を収集する。この積極的な措置は、発生する可能性のある問題に適時に対処し、労働者と企業双方の法的権利と利益を保護し、労働者の帰国後の国内労働市場への円滑な再統合をよりよく支援することを目的としている。
2023年、海外で働くために労働派遣契約を締結したベトナム人労働者の数は過去最高の約16万人に達し、割り当てられた計画を133.3%上回った。このうち、日本は80,000人以上のベトナム人労働者を擁する主要市場であり、58,620人の台湾(中国)、11,626人の韓国がこれに続いた。

[Hanoi Times 2024/04/17]